相川商店は、遡ること1904年には商売をしていた記録があります。
当時は雑貨類の販売をしていたらしく、その後木材の販売もしていましたが、近所で大火災があり、木材は焼けてしまったようです。そのころより屋号はずっと「木場」と呼ばれていました。その後、この市原は江戸前
の海苔の産地として養老川を中心に栄え、「乾海苔問屋 相川海苔店」として「山小」の海苔箱に入った「相川の海苔」は人気で、古い市原の年表にも記録されています。
それぞれの時代のニーズにあう商売をしてきたようですが、京葉工業地帯の建設で海の埋め立てにより海苔屋
から酒屋(親戚が酒蔵だったこともあり)へと移行して現在に至ります。

焼酎、ワイン、地酒、ビールなどのブームが繰り返される中、「美味しい」を求めて全国の蔵元を訪ね、フラ
ンス、イタリアのワイン生産者を訪ねたりして、たくさんの素敵な出会いがありました。そんな生産者達の熱
い思いを少しでも感じて頂きたいと思い、ワインを中心としたお酒のセレクトショップ『CAVE AIKAWA S.A.』(カーヴ・アイカワ)をオープンいたします。自社輸入のワインを中心に、若手の日本酒、焼酎の蔵元、千葉のクラフトビール、レアなウィスキー、ブランデー、スピリッツ、リキュール類他をご案内できるリアルな店作りを目指します。
そして、それらを体験していただけるスペース『La Grume』(ラ・グリューム)も併設しております。一緒に「美味しい」を体験しましょう。

以前、カリフォルニアに移住してワイン造りをされている「中川ヴィンヤード」の中川さんにお会いした際に「なぜカリフォルニアワインが売れるようになったのか」を教わりました。「ラベルに年号、産地、ブドウ品
種が書いてあり、解り易く、味わいも想像しやすくソムリエいらず」だったからだそうです。
そういえば私どもで扱うフランス、イタリアワインは要説明商品であり、品種が記載されたワインは稀である
り、特にフランスのブルゴーニュワインは開けるタイミングによって開いていたり(香り、味わいが開いて美味しい状態)、閉じていたり(香り、味わいが閉じていて美味しい部分が隠れている状態)があり、「人生で一番感動したワインはブルゴーニュ、一番がっかりしたのもブルゴーニュ」と言われる所以である。ではその一番難しいブルゴーニュで感動を共感して頂きたいというのが、ワインを扱う者として最大の目標であります。私の今まで出会った小規模優良生産者達のお酒を通して、それぞれの愉しさを知っていただければ幸いです。

 

CAVE AIKAWA S.A.
相川拓之